・センサ製品特集:次世代モビリティ・EV、ロボット、ヘルスケア、教材の分野別にセンサ製品をご紹介。
・【新製品】RoboCar® Lite 1/15を発表。2010年12月出荷開始、ただいま受注受付中。
・『自動車技術』2010年5月号「カーロボティクス研究用プラットフォーム ロボット・カー」にて RoboCar® 1/10が詳しく紹介されています(P.83-86)
・RoboCar® 1/10開発に携わった弊社エンジニア(本田技術研究所出身)のインタビューが掲載(「Tech総研」)
| RoboCar® 1/10のデザインコンセプト znug design 根津孝太氏 (元トヨタ自動車 i-unitデザイナー) スライドPDF | 動画後編 |
RoboCar® 1/10開発者が語る |
自動車技術(Automotive Technology)とロボット技術(Robot Technology)の進化によって、知能化された次世代自動車は自律移動ロボットと様々な技術を共有します。この新しいカー・ロボティクス分野における研究、教育を実現するために、1/10 スケールモデルプラットフォームを提供します。
ロボット技術を適用し、自律移動、自動車間通信、自動車と人間のインタラクション等の初期研究に活用できます。また大学、企業等の制御理論学習、自動制御実習、開発プロセス教育に活用し、産業界と教育現場を繋ぐエンジニア育成教材としても提供します。
充実した環境認識プラットフォーム
・e-nuvo IMU-Z モーションセンサモジュールとソフトウェア開発キット(SDK)を使い新しいデバイスの開発やアプリケーションの開発。
・e-nuvo IMAGEシリーズ
RoboCar® 1/10は大学、工業高等専門学校の授業や演習においてもご活用頂いています。また、一例として、金沢工業大学様の事例もご紹介していますので、あわせてご覧ください。
| 商品名 / 型番 | RoboCar® 1/10 / ZMP RC-Z | |
|---|---|---|
| サイズ / 重量 | 429.0 x 195.0 x 212.2,約3kg (最大1kgまで追加積載可能) | |
| システム基本構成 | ステレオカメラ | VGA CCD 30fps (x2) |
| 画像認識モジュール | ZMP製モジュール (IMAPCARⓇ: NEC製並列プロセッサ) | |
| メインコントローラ | CPU: AMD GeodeⓇ LX800 Processor 500MHz | |
| 通信モジュール | Wi-Fi通信モジュール IEEE802.11 b/g/n | |
| 内界センサ | ジャイロ1軸 | |
| 加速度3軸 | ||
| ロータリーエンコーダ (車輪 x4,駆動モータ軸 x1) | ||
| 外界センサ | 赤外線測距センサ (x8) | |
| レーザレンジファインダ *オプション | ||
| シャーシ,フレーム | カーボンFRPシャーシ,ダブルウィッシュボーンサスペンション,ZMP製アルミフレーム | |
| モータドライバ | ZMP製モジュール | |
| サーボモータ | ロボット用サーボモータ | |
| 駆動用モータ | 小型DCモータ | |
| バッテリ | 制御システム用バッテリー 単三ニッケル水素電池 (x12) | |
| 駆動用バッテリー ニッケル水素バッテリパック (x1) 7.2V | ||
| スケールモデル本体ソフトウェア | メインコントローラ OS | Linux (ソフトリアルタイム) |
| コントロールソフトウェア | 制御ソフトウェア, ZMPライブラリ, ネットワークソフトウェア | |
| 画像処理プロセッサ | 専用コード | |
| PC ソフトウェア | OS | WindowsⓇ / Linux |
| 開発環境 | gcc | |
RoboCar® 1/10が提供する機能として、ステレオ視による障害物検知、車線認識、 各種センサ値の取得、駆動モータ、ステアリングの制御があります。それらすべての機能は、CPUボード上のLinuxアプリケーションによってコントロール されます。ユーザはこのアプリケーションを作成することで、RoboCar® 1/10を 操ることになります。
RoboCar SDKは、このLinuxアプリケーションを作成するための クラスライブラリを提供します。これはすべての機能へのインターフェイスになります。また、このライブラリを使うためのサンプルコードと、 ライブラリのドキュメント(APIリファレンス)を提供しています。
RoboCar® 1/10の画像認識/画像処理アルゴリズムは、ユーザの使用したい出力や、 動作の環境によっていくつかの調整が必要です。また、ステレオカメラの画像を 正規化するための、キャリブレーションが必要です。 これら画像認識についてのキャリブレーションおよび、調整のツール(Windowsアプリケーション) として添付しています。


RoboCar® 1/10にはRoboVisionが搭載されていますので、ステレオ距離計測、白線検知などの機能も持ちます。RoboVisionの詳細は、e-nuvo IMAGEシリーズのページで詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
白線の検知を行い、コースどおりに走行します。ステレオ視によって障害物を発見すると回避行動をとるようプログラミングしております。
ステレオ視によるオブジェクトの距離と位置が計測できるためさまざまな応用が可能です。今回のデモは、RoboVision SDK は使わずに行っておりますが、RoboVision SDKを使えば、更に発展的なプログラミングが可能となります。
RoboCar® 1/10のステレオカメラの計測は標準で30cm〜4mの範囲をおこないますが、今回のデモではステレオカメラの基線長とレンズを変更し、標準の設定と比べ、8.4倍の遠方距離計測を行います。
基線長とレンズを変更することにより、フレキシブルに様々な目的に対応するステレオ視システムを実現できます。ハードウェア(画像認識モジュール)を変更することなく、様々なステレオ視に対応できるシステムは、他のFPGAなどを用いたステレオ視システムには無い、大きな特長です。
※スクリーンショットをクリックすると拡大します
RoboCar® 1/10に搭載された全センサの値を表示するツールです。ジャイロ、3軸加速度センサ、8個の赤外線測距センサ、四輪ロータリエンコーダ、モータロータリエンコーダ、駆動モータの電流、操舵用サーボモータの現在角度、温度、電流、電圧、バッテリーレベルなどを表示します。また、速度指令と操舵角をあたえることでRoboCar® 1/10を動作させることもできます。
ドライビングシミュレータツールです。RoboCar® 1/10に搭載されたカメラ画像を見ながら、接続したステアリングホイールと、アクセルペダル、ブレーキペダルで操作ができます。各種センサの値も表示されます。
レーザーレンジファインダで測定した距離を表示するツールです。中心にRoboCar® 1/10があり、240° 5mの範囲を表示します。青いエリアが障害物がなく、見通せる範囲です。
ステレオカメラのためのキャリブレーションツールです。画像認識の結果や途中結果を表示することができ、画像認識のためのすべてのパラメータを設定できます。
| ロボカーを用いた実験映像(1)運転者側 | ロボカーを用いた実験映像(2)車側 |
松村修二客員教授の富士重工業株式会社からの長年の研究開発、自動車づくりのエッセンスが盛り込まれた本書は、電気自動車の設計を基礎から学ぶのに最適です。
松村 修二
群馬大学 工学部 連携大学院(機械システム) 客員教授
東北大学大学院修了。工学博士。
富士重工業株式会社研究実験部入社。
スバル技術研究所プロジェクトジェネラルマネージャー歴任。
2006 年同社退職。 現在、群馬大学連携大学院にて客員教授を務める。

永井正夫
東京農工大学教授

ポンサトーン・ラクシンチャラーンサク
同大学特任准教授
近年、安全性の向上や危険予知など、自動車に求められる機能は新しい段階に入ったといえます。着実に、自動車のロボット化が進む中、次世代自動車に求められる最も重要な機能と技術は「電動化」と「知能化」であり、未来カーへの鍵は「ロボティクス」であると考えます。
本書は、業界初となるカー・ロボティクスの専門書です。著者は、本分野の第一人者である東京農工大学永井正夫教授とポンサトーン・ラクシンチャラーンサク特任准教授で、カーエレクトロニクスとロボティクスを応用した最先端のカー・ロボティクスについて、大学生からエンジニアまで、体系的・網羅的に学ぶことができる内容となります。
佐藤 知正
東京大学情報理工学研究科知能機械情報学専攻教授、(社)日本ロボット学会 前会長
自動車には、150年の歴史がある。それは、1859年の内燃機関の発明後の自動車の基本技術、第一次大戦後の高速道路網などの社会インフラ技術、そして第二次大戦後のきめこまやかな自動車ものつくり技術の歴史であり、ロボットが大いに学ぶべき事項である。そして、これまで日本の輸出を支えてきた自動車は、現在環境と安全の観点から、ロボットに学ぶべき時期に来ている。
一方ロボットは、1960年代にその研究が開始されて以来、まだ50年の歴史しか有しておらず、実用化技術や社会技術は、自動車から学ぶべきことが多い。しかし、ロボットは、人工知能の一環として研究されてきた関係もあり、知能化技術に一日の長がある。ネットワークの中で活動し、そしてロボット化されるこれからの自動車が学ぶべきことは多い。
このような観点から、日本ロボット学会は、今後の自動車の知能化、ネットワーク化とロボットの自動車化を見据え、カーロボティクスに関する相互刺激をはかるために、2007年に自動車技術会との交流活動に関する覚書を取り交わし、研究交流活動を推進してきた。
本書は、このような活動をふまえ、カーロボティクス研究の第1人者である東京農工大学永井教授・ポンサトーン准教授の長年の研究実績をもとに、カーロボティクスの観点から、自動車の制御・操縦に関して、体系的に書かれた書籍である。本書によりロボット工学と自動車技術との相互刺激、そして相乗効果による両技術の研究開発が促進されることを期待する。
竹中 恭二
富士重工業株式会社 顧問(前社長)、ロボットビジネス推進協議会 前会長
自動車は今、地球環境保全や高齢化社会などの観点から新たな革新を求められている。しかしながら、その中核とも言うべきカーロボティクスと電気自動車(EV)についてここまで網羅された書はこれまでなかった。本書は、これから始まる未来に向けて、自動車や自動車関連産業に携わる全てのエンジニアにとって必携の書となるだろう。本書が、新時代のエンジニアの育成に寄与し、日本の国際競争力を高めることに大いに期待したい。
伊賀 直人
NECエレクトロニクス株式会社マイクロコンピュータ事業本部自動車システム事業部グループマネージャー
昨今のハイブリッド自動車・電気自動車の普及によりカーエレクトロニクスは益々重要になっている。自動車の知能化も急速に進んでおり、NECエレクトロニクスでは、動画像認識プロセッサIMAPCAR(R)などにより自動車の危険防止・安全確認システムをサポートしている。本書では今後の先進自動車に必要となる技術が解説されており、今後の製品開発において有用である。本書によりカーロボティクス分野が拡大することを期待する。
Satoshi Wada |和田智| SWdesign TOKYO | Audi design Partner
日産自動車を経てドイツ、アウディAGで12年(代表作Audi A5&S5,Q7,A6)、クルマの恩恵を受けて生かされて来ました。しかし、この大きな社会のターニングポイントにおいて、いったいクリエーターとして今、何をしなければいけないかと言うVISIONに立ち、未来のくらしへの新しい価値としてのモビリティライフの創造に力を注ぎたいと考えています。カーロボティクスはその一つの方向性を示しています。決して便利なだけではなく、人のくらしといかにとけ込めるか、いかにハイテクノロジーがでしゃばらずシンプルに我々の感性にとけ込めるか、こんな課題と共に新しいくらしが必ず来るのです。未来を美しく笑顔あるものにする、これが’デザインの使命です。この書が、そんな世界へ導く第一歩になる事を願っています。