平成15年4月吉日
二足歩行ロボットの事業展開更に拡大!

■ 主なトピックス ■
1. morph3 レンタル開始
2. PINO ver.2 販売、レンタル開始
3. morph、PINO使用要素モジュールの外販開始
4. 大学との共同研究募集
5. 日本ヒューレット・パッカード株式会社とテクニカルスポンサーシップを締結

   1.morph3 レンタル開始


科学技術振興事業団ERATO北野共生システムプロジェクトとリーディング・エッジ・デザインにより共同開発された全長38cm、重量約2.4kgの小型ヒューマノイド。主構造体には軽量高剛性のジュラルミンを使用しています。全自由度は30、搭載センサー数は138。

株式会社ZMP(東京都港区 代表取締役社長 谷口恒)は同プロジェクトより技術移転を受け、更なる開発を進め、「ROBODEX2003」を皮切りに科学イベントや芸術展へのレンタル事業などを展開してゆきます。

   2. PINO ver.2販売・レンタル開始-研究用プラットフォームとしてますます充実!


PINOは、科学技術振興事業団ERATO北野共生システムプロジェクトでの研究成果物であり、2001年11月に研究を終了した後、全情報がウェッブサイト上(http//www.openpino.org/)に公開されました。ZMP社は、同プロジェクトから技術移転を受け、その後改良を重ね、この度ZMP社オリジナルのプラットフォームPINO ver.2を開発致しました。

販売予定価格は1体290万円で、ロボット工学や人工知能の研究用プラットフォームとして、大学、研究機関向けに初年度50体の売上を見込んでいます。

■ 主な特徴
【大幅な運動性能と歩行安定性の向上に加え35%のコストダウンを実現】
日本電産コパル株式会社と共同開発した、高トルク・低バックラッシュのロボット専用モータ(遊星ギア、ポテンショメータ内蔵)により、大幅に運動性能が向上致しました。また、ZMP独自開発によるメインCPUモジュール、サブCPUモジュールにより、効率的な分散処理制御が可能になりました。今回の2つの開発により、歩行安定性が一段と向上。同時に、組み立て、調整等の製造工程の効率化によって、35%のコストダウンを実現致しました。
【早稲田大学と共同開発のパターンジェネレータを搭載】
早稲田大学理工学部機械工学科高西研究室とPINO ver.2用の動作作成ソフトウェア「パターンジェネレータ」の共同開発を始めました。従来は、高度な理論、複雑な計算が必要でしたが、本ソフトウェアは専門知識を持たないユーザでも、より簡単に、効率的に動作パターンの作成が可能です。ZMP社はより幅広い分野でのユーザ層の拡大を期待。尚、本ソフトウェアは2003年夏頃リリースを予定しており、PINO ver.2のオプションプログラムとしてご案内致します。

   3.morph/PINO使用要素モジュールの外販開始

morph、PINOの要素モジュールの外販を開始します。ZMP社はロボット本体に加えて、要素部品を供給することで、ロボット開発の促進と市場の創造をサポートします。具体的には、ロボットに最適な高トルク・低バックラッシュのアクチュエータ、ロボットの制御、通信システムとして、メインCPUモジュール、サブCPUモジュール、各種センサモジュールを販売致します。
   4. 大学との共同研究企画募集!

あなたの研究室でもPINOを使って研究してみませんか?
優れた企画をご提案いただいた研究室へは、PINOを2年間無償で貸し出し、自由に研究していただきます。また、研究成果については別途協議の上、新バージョンPINOのモジュールとして随時採用していきます。ZMP社は現在早稲田大学を始め幾つかの大学と共同研究を始めていますが、今後更に、国内外の大学・研究機関と幅広く提携し、共同開発を進めていきます。
   5,日本ヒューレット・パッカード株式会社とテクニカルスポンサーシップを締結

この度株式会社ZMPと日本ヒューレット・パッカード株式会社はテクニカルスポンサーシップを締結することに合意いたしました。
【高度な設計・開発環境のサポート】
日本ヒューレット・パッカード株式会社より、高機能3次元CAD Pro/ENGINEER(R)(PTCジャパン株式会社製)用の設計・開発環境作りに、ハードウェアインフラ面からのテクニカルサポートを受けます。
【ロボット・デモンストレーション用クライアントの提供】
日本ヒューレット・パッカード株式会社より、ロボットの操作環境にモバイルクラインアント(ノートパソコン、タブレットPC、PDAなど)を利用する為のテクニカルサポートを受けます。また、「ROBODEX2003」をはじめ、今後ZMP社が行う科学イベント等におけるデモンストレーションにも協力して頂きます。
【告知】
4月22日、23日開催の「HP WORLD 2003」において、hp製のタブレットPC(TC1000)を使用したヒューマノイドロボットのデモンストレーションを実施致します。

<エンドースメント>
日本ヒューレット・パッカード株式会社は、株式会社ZMPの「PINO ver.2」の販売開始を歓迎し、賛同を表明致します。
設計開発分野で高い評価を得ているhpのワークステーション製品・技術・サポート、ならびに、高い実績を持つhpのモバイルクライント製品・技術・サポートとZMP社の高いヒューマノイド技術の組み合せは、ヒューマノイド開発環境を大きく変えていくことと確信しています。
今後、IT業界を牽引するテクノロジーリーダーを目指すHPとして、ハイ・テクノロジーの結集体であるヒューマノイドの普及に携わっているベンチャー企業を製品・技術面でサポートすることで、今後の社会の中で、一般の人々にとってより身近なヒューマノイド実現に一助できることを期待します。

日本ヒューレット・パッカード(株)
パーソナルシステム事業統括部
ワークステーションビジネス本部
本部長 井上公夫