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ZMP、アイサンテクノロジーおよび名古屋大学と連携し、名古屋で自動運転の公道実証実験を本年度中に実施 - 愛知県の「新あいち創造研究開発補助金」の交付対象として採択 -

この度当社では、アイサンテクノロジー株式会社(愛知県名古屋市、代表取締役社長 柳澤哲二、以下アイサンテクノロジー)および名古屋大学大学院 情報科学研究科 武田一哉研究室(以下名古屋大学)と連携して、自動車の自動運転の公道実証実験を名古屋市で平成26年度中に実施します。なお、本実証実験は、愛知県の平成26年度「新あいち創造研究開発補助金」の補助対象事業(実証実験)として採択されました。

ZMPは、乗用車トヨタプリウスベースの自動運転プラットフォーム「RoboCar® HV」を2012年より販売、2013年にはITS世界会議や東京モーターショーにて自動運転のデモ・試乗会を行うなど、自動運転に取り組んできました。SLAM (Simaltaneous Localization and Mapping注1) 技術を用いた自車位置推定・マッピングや、カメラを用いた画像認識技術を組み合わせた自動運転走行技術を開発しています。

アイサンテクノロジーは、自動運転や安全運転支援の研究開発に向けた高精度地図などを提供しており「位置を正確に測る」技術を得意としています。特に車載型の移動式高精度3次元計測システムMMS(モービルマッピングシステム 注2)は、走行しながら建物・道路の形状・標識・ガードレール・路面文字・マンホール等の道路周辺の3次元位置情報を高精度で効率的に測定できます。

名古屋大学は、ZMPの「RoboCar® HV」を2013年より導入し、あいちITSワールド/名古屋モーターショー2013にて自動運転のデモを実施したほか、ITS世界会議に出展、JST/CRESTプログラム「行動モデルに基づく過信の抑止」の実施、学術論文の発表など、精力的な活動を続けています。
このたび、3者は、2020年の東京オリンピックでの自動運転の実現をゴールとし、5年スパンでの公道実験による技術・ノウハウやガイドラインの蓄積・共有を進めていく予定にしています。

その初年度にあたる平成26年度に関しては、愛知県の「新あいち創造研究開発補助金」の補助対象の実証実験として採択され、安全に十分配慮した公道実験をZMPが中心となり実施いたします。名古屋市内の県道15号線のバス優先道路を使用し、イオン守山近辺から竜泉寺口交差点付近に至る約2.2km において、ZMPの自動運転車を使用した実験を予定しています。アイサンテクノロジーのMMSにより測定した高精度地図を使用し、ZMPのステレオカメラによる画像認識技術をはじめとした環境センシング技術と、自己位置推定・マッピング技術等と組み合わせることで、バス優先道路における時速40km以上の安定した自律走行を実証することを今年度の目標としています。
実験計画立案や現地関係者との折衝全般にわたって名古屋大学の調整・指導のもとで行います。

今回の実験にあたっては安全に走行することを第一に考え、実験中は運転席に責任者を配置し即座に車を操作できることを保証するとともに、実証実験の前に、事前にテストコースや模擬市街地を使ってリハーサルを行い想定実環境でのシナリオで成功することを確認したうえで行います。

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注1) SLAM (Simaltaneous Localization and Mapping)
各種環境センサーから取得した情報から、自己位置推定(ローカライゼーション)と地図作成(マッピング)を同時に行う方法。周囲の環境形状を把握し、その形状データをもとに自動車やロボットの自己位置を推定することができます。GPSの衛星位置を捕捉しにくい都市部の走行に有用と考えられています。

注2) MMS (Mobile Mapping System)
三菱電機株式会社が開発した高精度GPS移動計測装置。GPSアンテナ、IMU、レーザースキャナ、カメラ等を一体化したユニットを車両天板上に装備し、交通規制の必要なく、走行しながら道路の形状・周辺の3次元情報を高精度で効率的に取得できます。全国自治体の公共測量はじめ、インフラ維持・管理等、幅広い分野でも活用されています。

【アイサンテクノロジー株式会社】

http://www.aisantec.co.jp(JASDAQ証券コード:4667 )
本社:愛知県名古屋市中区代表取締役社長 柳澤 哲二
アイサンテクノロジーは、創業以来、測量CADシステムメーカーとして、その開発・販売に係る事業を展開するとともに、「高精度位置情報解析技術」を培ってきました。近年では、その技術を基礎としたモービルマッピングシステムを用いた高精度3次元地図ソリューション、国産初の準天頂衛星みちびきの配信データを用いた高精度位置情報解析技術を自動車関連産業、通信関連産業など様々な分野に製品、サービスとして提供するとともに更なる研究開発活動に注力しております。

【名古屋大学について】

http://www.is.nagoya-u.ac.jp/

キャンパス:愛知県名古屋市

情報社会の発展にともない、「情報」は今や物質やエネルギーと並んで人間社会を構成する重要な要素となっています。本研究科では、工学、自然科学、計算機 科学、人文科学、社会科学、認知科学、生命科学など様々な視点から「情報」を捉え、「情報」を学問として体系づけるとともに、領域の融合による新分野の創 出を目指しています。本研究科では、情報科学の理論及び応用の両面からの教育・研究を通して、その深奥を究め、高度の専門性が求められる職業を担うための 深い学識及び卓越した能力を培い、文化の進展に寄与するとともに、情報科学の研究者、高度の専門技術者及び教授者を養成することを教育目的としています。 また、本研究科では、情報科学の先端的研究遂行能力だけではなく、社会や文化の特性を理解し、社会的倫理観をも備えた人材を育成することを基本方針とし、 様々な新しい試みを取り入れて総合的な教育・研究活動を行っています。

【愛知県の「新あいち創造研究開発補助金」について】

http://www.pref.aichi.jp/0000072357.html
愛知県が産業空洞化に対応するために、「産業空洞化対策減税基金」を原資として、企業立地及び研究開発・実証実験を支援する補助制度を創設しています。このうち、平成26年度「新あいち創造研究開発補助金」は、次世代自動車や航空宇宙など、将来の成長が見込まれる分野において、企業等が行う研究開発・実証実験を支援するものです。