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ZMP、インテル製CPUを使用した自動運転用コントローラ 「IZAC(アイザック)」を開発

当社は、インテル製のCPUを使用して、自動運転の技術開発に使用するコントローラボックス「IZAC (Intel ZMP Autonomous Controller アイザック)」を開発し、2014年9月からテスト販売を開始します。

ZMPは、2012年からトヨタプリウスをベースにしたロボットカー「RoboCar® HV/PHV」を自動運転車開発プラットフォームとして販売しています。自動運転車では様々な周辺環境センサーやカメラの映像などの膨大な情報から、リアルタイムで自車位置推定やマッピング、障害物やレーン検知などを行ったうえで経路生成とトラッキングなどの判断を瞬時に行い、車両のステアリングやアクセル・ブレーキの制御を行う複雑な計算処理が必要になります。RoboCarではこれまで車両に制御信号を送るコントローラボックスに外付けのパソコンを接続して、お客様がさまざまなソフトウェアを自らパソコン上で準備したうえで開発に使用してきました。

今回ZMPが開発する新しいコントローラボックス「IZAC」の試作機は、インテル® Core™ i7プロセッサーをメインCPUに使用し、高速な演算をボックス内でリアルタイムに行うことが可能です。また、ZMPがこれまでの自動運転開発を通して培ってきた様々なソフトウェアをコンポーネントとして順次提供し、お客様が開発されるアルゴリズムやセンサーと組み合わせて自動運転の実験に使用することができます。CおよびC++言語を使用した開発だけでなく、自動運転技術のような制御系の研究開発に標準的に使用されるMATLAB/Simulink (注1) からのコード生成にも対応しています。また、タスク監視、モニタリング、ログ取得など、お客様が開発に使いやすいような仕組みを備えています。

ソフトウェア提供を予定しているコンポーネントの例としては、LIDAR(注2)を使用した障害物検知や点群処理ユーティリティと自己位置推定、カメラ映像を使用した白線検知はパターン検知、経路生成やトラッキングなどのアルゴリズムを含みます。

インテル株式会社 取締役副社長 宗像 義恵は次のようにコメントしています。

「インテル® Core™ i7 プロセッサーを搭載する自動運転コントローラーが発表されることを大変喜ばしく思います。インテルは自動車の技術革新に向けた取り組みを強化しており、本年5月にはインテル® In-Vehicleソリューションの発表と自動運転プラットフォームを開発するZMP社にインテル コネクテッド・カー基金を通じて投資を行いました。インテルは自動車のさらなる情報化と優れたアシスト機能の搭載、そして最終的には制御を視野に入れた自動車の開発に向けた自動車の進化に貢献することを目指しています」

ZMPでは、引き続き開発を進め、2014年9月末を目標に試作機をRoboCarをすでに導入されているお客様を中心にテストマーケティングとして販売し、フィードバックを得たのちに、2015年夏までの正式発売を目指しています。近い将来には2DINサイズに収まる形状を目指しており、カーナビのように地図上でタッチパネルを使って目的地を設定したうえで自動運転開始するようなユーザーインターフェースを目指していきます。

IZAC1

IZAC2

IZAC3

レーン検出やレーザーセンサーの検知結果を表示しています

(注1)MATLAB/Simulink MathWorks社が提供するもので、MATLABは技術計算の記述言語であり、Simulinkはモデルベース設計を行うためのシミュレーション環境です。

(注2)LIDAR: Light Detection and Renging, レーザーなどの光を照射したときの散乱光を測定し遠距離にある対象までの距離を分析するもの

※Intel、インテル、Intel Coreは、米国およびその他の国におけるインテル コーポレーションの商標です。

※その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。

 

【本件に関するお問合せ】

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