ロボット開発 ZMP 社長ブログ

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第3回「市民のためのがん治療の会」@東京大学医科学研究所

最近、ロボット技術、メカトロ技術の医療への応用を勉強しており、「市民のためのがん治療の会」の講演会に行ってきました。土曜日でしたが、会場を埋め尽くすほどの(200名近い)聴講者で関心の高さが伺えました。

・「今、放射線治療を考える」北海道がんセンター院長 西尾正道先生
放射線治療一筋、30数年、患者の治療にあたられた数、日本一、というくらい現場主義。本当に患者にとって効果がある治療を手がけられ、治療費が安く(儲からない)、医者自身が被爆してしまうリスクのある小線源治療(口腔や前立腺がんなど)
を行われています。西尾先生は、医者としてとても熱い方で、大変感銘を受けた。私は知識がなかったので、放射線治療は、最終手段で、患部以外の周辺も被爆や組織が破壊され、リスクの高い治療と思っていましたが、初期段階に的確に用いればコストパフォーマンスが高く、安全で効果的な治療だと知りました。
ロボットと関係する機器でいると、リニアックやサーバーナイフ(スタンフォード大学発)という5億円ほどする放射線を自由自在に患部にピンポイント照射できる医療機器。巡航ミサイルの追尾システムとロボットアームを合体させたようなものとのこと。部品点数も飛行機と同じくらいあるとのこと。スゴイです。
問題は、海外製でソフトウェアのバージョンアップなど技術が複雑で日本ではなかなかわかる人がいないとのこと。
私のアイデアですが、国産が出来るに超したことがありませんが、まずは大学では工学部が協力するなど医工連携のテーマにならないか、また企業でもメカトロ、ロボットに詳しいところが、何か参画できないか。ZMPでも考えないといけませんね。

・「患者さんに優しいゲノム医療とは?」東京大学医科学研究所 教授 中村 祐輔
中村先生は、有名な科学誌ネイチャーに掲載された、遺伝子多型研究の世界的学者で、がんペプチドワクチンなどの開発をしているオンコセラピー・サイエンス株式会社の社外取締役を兼務されている。今月からは、国立がんセンターの研究所長も兼務。自らの研究成果で創ったワクチンが臨床試験段階になり、眠れない日々か続いた、と言われたほど未知の医療分野に大きな責任を負って取り組まれる姿に、強く心を打たれました。初の国産ワクチンを完成してほしい。ノーベル賞を取っていただきたい。

最後に、高齢化社会が進み、二人に一人ががんで死ぬ時代が来る、とのこと。自分たちも、日進月歩で技術革新が進む、病気と治療情報を勉強しなければならないと、つくづく思いました。

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ZMPは、2001年1月、文部科学省傘下の科学技術振興機構(JST)研究の二足歩行ロボットPINOの技術移転を受け設立。

2005年世界初の家庭用二足歩行ロボットnuvoを発売し、2007年には家庭用自律音楽ロボットmiuro、また大学や企業向け教育カリキュラム教材e-nuvoシリーズを発売。

日本ロボット学会実用化技術賞、経済産業省「今年のロボット大賞2007、2008」を受賞。

2005年以来累計3,400台の販売実績を重ねています。次世代自動車研究用プラットフォーム「RoboCar®シリーズ」をラインナップに加えるなど、ロボット技術によるイノベーションを追求し続けています。