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ロボットのIP(知的財産権)ビジネス
みなさん、ロボットというと製造に従事する産業用ロボットと、それ以外のロボットと分けることが出来ます。しかし現在ロボットとして需要の殆ど全てが産業用ロボットです。それ以外のロボットとは、用途としてはエンターテインメント、エデュケーション、コミュニケーション、受付、警備、介護支援、災害救助、宇宙など極限作業などなど。その要素技術はというと、様々な技術の統合であったりしますので、「一言でロボットのコア技術は何ですか?」という問いに答えも様々。人型ロボットのように、ロボットを象徴し楽しものは分かり易く、それが逆に非常に多くの技術の集合体なので、外観や動きのみの関心になる、というジレンマがあったように個人的には思います。
私はこのかねてからの、もやもやした雰囲気を一気にシンプルに"一言にしたい"と思い、今後のZMPのロボット技術のコアを「移動制御技術」に集約することにし、その技術を必要としている業界にIP((Intellectual Property)として提供する、つまり技術ライセンス事業を始めることにしました。
なぜ移動制御技術にしたかと言いますと、2004年にnuvoという家庭向け二足歩行ロボット販売しましたが、一番コストが掛かったところというと歩行する部分、つまり移動。脚部だけでもモータを12個も使い高度な姿勢制御をして歩かなければならないからです。その後、その移動の部分を極力シンプルに、且つ機動性を高めるために、miuroという音楽ロボットでモータを2個にし独立二輪駆動方式にしました。これによって自由に移動できることができ、同時にその利点を活かして自宅の好きな場所で好きな音楽を聞けるようにしようと自律移動技術を実装しました。SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)という技術で、ロボットが自分の位置を見つける技術と、自分で地図を作成する技術で、自分がいつも良く音楽を聴く場所にロボットがやってきて自動で音楽を聴かせてくれるサービスをする機能です。ここでの一番重要な技術は、"移動"です。
そしてそれをBtoC向けからBtoB向けに更に用途を、自動車向けにしたのがRoboCar 1/10です。またそれを公道でも走れるように、しかもリーズナブルに実験できるように作ったのが、一人乗りロボットEV RoboCar MEVです。これらは次世代自動車用の開発ツールで、人間が安全に、環境に優しく"移動"する技術です。
これらの流れから、この移動技術だけをモジュール化して、更に様々な機械に実装できるように、ソフトウェアの抽象化レイヤーを設けて利便性を高めた移動制御技術をライセンス販売するビジネスを考案しました。
自動で移動出来ると良い分野はたくさんあるかと思いますが、我々は物流や業務用清掃分野が、まずは貢献できそうだと思っています。
実際ロボットをオペレーションする際には、作業員が簡単に入力設定できる使い勝手の良いインターフェイスが重要です。
人と機械を仲良くさせる名人・川端さんとも以前から懇意にさせてもらっており、今回のビジネスはエイチアイさんと協業してやっていこうと思っています。
みなさま、この新規事業を成功させて日本の業務用機械を世界に拡販していく手伝いをして行こうと思っております。
応援、ご支援頂けますよう、よろしくお願いします。

小石川植物園そば
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ZMPは、2001年1月、文部科学省傘下の科学技術振興機構(JST)研究の二足歩行ロボットPINOの技術移転を受け設立。
2005年世界初の家庭用二足歩行ロボットnuvoを発売し、2007年には家庭用自律音楽ロボットmiuro、また大学や企業向け教育カリキュラム教材e-nuvoシリーズを発売。
日本ロボット学会実用化技術賞、経済産業省「今年のロボット大賞2007、2008」を受賞。
2005年以来累計3,400台の販売実績を重ねています。次世代自動車研究用プラットフォーム「RoboCar®シリーズ」をラインナップに加えるなど、ロボット技術によるイノベーションを追求し続けています。

