ドライビングコントローラで遠隔操作が可能な研究開発用超小型EV販売開始

2017-11-08 01:08

ドライビングコントローラで遠隔操作が可能な
研究開発用超小型EV販売開始
－自動運転車や小型モビリティの遠隔監視・操作、通信やセキュリティなどの研究開発に－

株式会社ZMP（東京都文京区、代表取締役社長：谷口恒、以下ZMP）は、本日、ドライビングコントローラで遠隔操作が可能な研究開発用超小型EV「RoboCar® MV2 2017 遠隔操作パッケージ」の販売を開始いたしました。
本製品は、トヨタ車体製超小型電気自動車「コムス」をベース車両としコンピュータから制御が可能なロボットカー「RoboCar MV2　2017」と、専用PC、Wi-Fiルーター、ステアリングコントローラから構成されます。RoboCar MV2 2017は、ZMPオリジナル制御コントローラ、自動操舵システム、自動ブレーキシステムを搭載し、コンピュータにより、ステアリング、アクセル、ブレーキを制御可能とした実験用車両です。車速やブレーキ、ハンドル操作などを制御可能なライブラリが用意されており、ユーザーがアプリケーションを開発することが可能です。通信には汎用的なWiFiを使用、半径約40mのエリア*で実験が可能です。
将来の無人の自動運転サービスにおいて、各自動運転車両の状態や運行状況を把握するため遠隔地から監視する必要があります。また、遠隔からの操作を想定すると、ネットワークの遅延の影響やセキュリティに関する対策が必要となります。本製品により、ユーザーはシンプルな遠隔操作の実験に加えて、センサの追加やプログラム開発を行うことにより、障害物を検出したら自動停止し遠隔操作による回避を行うなど、遠隔監視・操作や通信技術をテーマとした研究開発をスムーズに行うことが可能です。
RoboCar MV2 2017 遠隔操作パッケージ**は、販売価格900万円（税別）で、本日より受注を開始いたします。

*通信環境に依存します。より広範囲なエリアでの実験につきましてはご相談下さい。
**本製品は、研究開発用の実験車両であり、私有地内で、ドライバーが搭乗の上での使用を想定しております。

遠隔操作システム