Advanced Navigation社 GNSS/INSセンサーシリーズ
GNSS(Global Navigation Statelite System:全地球測位衛星システム)の技術は、広く陸上・海上・航空・宇宙まで採用され、精度も向上しています。また衛星測位システムは、米国のGPSのほか、ロシアのGLONASS、欧州のGalileoや日本準天頂衛星などがあり、これらの活用も本格的に始まっています。
しかし、GNSSには衛星が観測できなければ測位が成立しないという本質的な欠点があるため、自律性のある慣性センサーあるいは慣性システムとの組み合わせを行うことによりGNSSが利用できない間の測位を補うことが行われています。このようなシステムに用いられる慣性センサーおよびそれらを組み合わせたINS(Inertual Navigation System)を含む慣性システムのカルマンフィルタ等を用いたGNSS/INS複合航法の技術となります。
GNSS + INS(Inertial Navigation System:慣性航法装置)は、センチメートル単位の信頼性の高い位置と姿勢の角度(ヘディング、ロール、ピッチ)によって対象物の全地球3次元方位と動きを示すことが可能です。この装置は厳しい環境に対応する特別な設計となっています。