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物流支援ロボットCarriRo(キャリロ)
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株式会社ベルメゾンロジスコ
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株式会社ベルメゾンロジスコ
1.
会社紹介
当社は大手カタログ通販の商品を主軸に20年以上に亘って全国のお客様へお届けするロジスティクスセンターを運営する企業です。
愛知県境である岐阜県可児市と美濃加茂市に合計延床面積約13万平方メートルの拠点と約1,000名規模の従業員によって日々アパレル、インテリア、雑貨など生活に密着した数十万種類の幅広い商品を取り扱い、高度化する御客様のニーズにお応えするため、オペレーションの改善を積み重ねています。
2.
CarriRoご導入前のビジネス上の課題
当社では通販物流センターにおける様々な機能を担っておりますが、その中でも消費者様のご要望などで返品される商品の受付業務では、消費者様から直接当社へ様々な荷姿で商品が当社へ到着し、その後の作業過程で廃棄資材が発生しています。
これらの回収~処理に3~4名の作業者が従事しており、荷量の多い日は更に人手を増やして対応している状況でした。また昨今の雇用環境から新規採用の難易度も高まると同時に作業者の高齢化も進みつつあり、この作業工程の自動化・省人化は喫緊の課題となっていました。
3.
CarriRoをご導入された理由
CarriRo AD自律移動モデルは、複数のカゴ車(ロールボックスパレット)を1台で牽引出来ることに加え、「ランドマーク」の種類や位置を変えることで臨機応変にレイアウト変更が出来ること、更に可変タイプの「ランドマーク」も活用することで当社の思うように都度移動ルートを変更させることができたこと、初期モデルよりも安全性が高まっていることが導入を決めた理由になります。
従来、返品商品の受付作業エリア内に点在していた廃棄資材の回収場を1か所に集約し、動線の単純化・短縮化などの効率化を進めましたが、搬送用に手押し台車を使っており、1回に運べる量が少なく、作業者は何度も往復しなければなりませんでした。
そこで手押し台車をカゴ車に替えて1回あたりの積載量を増やしましたが、カゴ車の重量が重く、通路幅の狭い作業エリアの中で安全に通行するには不向きでした。そのため、レイアウトを変更し、通路幅も広げましたが、重量のあるカゴ車の搬送作業となると作業に従事できる人も限られ、作業者の負荷軽減や作業工数の大幅削減には至りませんでした。
CarriRo ADの導入後は作業エリア内で周回移動しながら各作業ステーションの前で数十秒間停車させ、牽引するカゴ車に廃棄資材等を積み込み、処理場まで搬送する一連の作業をCarriRo ADが担う事で、搬送作業の無人化が可能になりました。
4.
CarriRoご導入後の効果
2019年7月から導入し約3か月経過しました。
導入当初はカゴ車2台を牽引させ、廃棄資材の回収のみを行っておりましたが、CarriRo ADの荷台にイレクターパイプでやぐらを組み、各作業ステーションで使用している備品(消耗品)の補充在庫を載せるようにしました。作業者は備品の補充のために作業ステーションを離れることなくなり、アイドルタイムの短縮化が実現できました。
現在では牽引するカゴ車を3台に増やし、廃棄資材だけでなく、商品の回収までCarriRo ADで行っています。
導入前は、回収、処理、搬送で3名以上の人手が掛かっていましたが、搬送と回収はCarriRo ADが行い、処理作業を1名の作業者で行っています。
また副次的な効果としては、当該エリアで働く従業員がCarriRo ADが障害なく走行できるように意識することで、作業エリア内の2S(整理整頓)が常にされるようになり、整然とした職場環境が整いました。
5.
今後の展開
現在は返品商品の受付作業エリアのみで導入していますが、別の現場での導入を進め、更なる自動化・省人化を図っていきたいと考えています。
また、現在の導入先現場担当者の創意工夫を基に更にCarriRo ADの使い方を追求し、カスタマイズを行い、更なるオペレーション効率の向上、自動化・省人化を進めて行きたいと思います。
6.
構内レイアウト概観図
旧運用
端材・・・廃棄資材
かご車・・・ロールボックスパレット
新 (CarriRo) 運用
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