【RoboCarⓇ MiniVan 導入事例】
ソリトンシステムズ様 遠隔監視システム開発へ活用、公道での実証実験も

ソリトンシステムズ様 導入事例講演動画
株式会社ソリトンシステムズでは、自動運転車両を対象に、ドライバーが遠隔から安全に運転操作できるリモート運転システムについて開発を進めています。本開発を遂行するにあたり、RoboCar MiniVanが採用され、ご活用いただいています。

2018年11月にはITS協議会の定期イベントにおいて、東京の会場からリモート操作により名古屋地区にある実験コースにてRoboCar MiniVanを実用スピードで遠隔運転するデモンストレーションも実施しています。

デモンストレーションシステムは、ソリトンシステムズが開発したGlass to Glassでの遅延時間を最小40msec台まで短縮可能な超短遅延技術を適用しています。また、運転視界内の死角を除去する画像処置、自動運転の揺れの伝達などの諸方式を組み込み、実用的な自動車走行スピードで安全なリモート運転操作を実現しています。
東京の操縦席から名古屋にある車をリモート運転する実証実験映像
また、遠隔運転の車両に複数台の特殊カメラを設置し、それらの映像を圧縮、LTE回線を使用してリアルタイムに遠隔操縦席に送信することも可能です。操縦側は受信した映像、 車の振動などの情報を解読、モニターを見ながらアクセル、ステアリング、ブレーキなどを操作します。
この遠隔操作システムでは、カメラの映像を圧縮、送信を経て元の画像に戻され、表示されるまでの遅延が重要なfactorとなっており、 ソリトンシステムズ様では商用のLTE回線を用い150~200msecを実現しています。 これは、時速40km/hで遠隔の車を走らせるレベルとなります。

このリモート運転は、携帯電話が通じるところでどこでも実現できる可能性を有していますので、 車の自動運転に対する広範囲な補助、あるいは自動運転のための環境が未整備地区での補完モードとして有効と想定されます。 また、スピードより労働環境の改善を図るべく、工事現場のブルトーザーなど重機械向けの応用も検討されています。

最後に2020年12月には伊豆高原駅周辺にて本遠隔操作システムを活用して、一般道での遠隔自動運転の実証実験も実施されます。
※この内容は、2020年7月時点のものです。

ZMP RoboCar Minivanについて

自動運転開発車両プラットフォーム RoboCar® MiniVan

http://www.zmp.co.jp/products/robocar-minivan

RoboCar MiniVanの特長
・ CAN情報取得が可能
(速度、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトポジションなど)
・ オプションでステレオカメラやレーザレンジセンサ等の外界センサ、大容量バッテリシステム、などを搭載
・ ステアリング、アクセル、ブレーキを制御可能
・ ZMP独自コントローラによりユーザプログラムを実行可能
・ 自動制御モードとマニュアルモードの切り替え可能

【Autowareの基本機能】
• 3次元自己位置推定
• 3次元地図生成
• 自動停止
• 車両・歩行者認識
• 経路生成 経路追従(0~60km/h)

価格
RoboCar® MiniVan 1,800万円(税別)
RoboCar® Minivan Autowareパッケージ 2,380万円(税別)~

<構成>
ZMP RoboCar® Minivan、3次元LIDAR、単眼カメラ(前方)、大容量車載バッテリシステム、制御用PC、Autoware 導入設定サービス(テストコースでの走行テスト含む)
※センサー構成によって価格は変更となります。

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