自動運転・ADASを知る

Autonomous Driving(自動運転)開発の各社の取り組み

Autonomous Driving(自動運転)の開発が、国内・国外問わず各社で行われています。ここでは自動車メーカーとその他主要なプレーヤーとなりうる企業の取り組みについて紹介します。

1. 自動運転の開発動向

自動運転は古くから研究機関や自動車メーカーで開発が行われてきました。最初の自動運転車両は約半世紀前にその実験を行っています。
自動運転が社会に認知されるきっかけとなった取り組み・イベントとしては、DARPAグランド・チャレンジが挙げられ、特に2007年に開催されたアーバンチャレンジにて、市街地を走る自動車のイメージが実現性を帯びて認知されたきっかけとなりました。

その後は、自動運転の開発が社会的にもアピールされるようになり、現在自動車メーカーをはじめ、Tier1と呼ばれる部品メーカーや海外のIT企業など様々な企業が開発に取り組んでいます。

ここでは、主要な企業の紹介と動向について紹介していきたいと思います。

2. 自動車メーカー(国内)

トヨタ自動車株式会社
■本社所在地
愛知県豊田市
■取り組み
2020年代前半には米国を始めとした様々な地域でのサービス実証を目指す。

なお、トヨタ自動車の自動運転の取り組みについては下記にてまとめておりますのでご参考にしていただければと思います。

日産自動車株式会社
■本社所在地
神奈川県横浜市
■取り組み
2020年までに、交差点を含む一般道での自動運転技術を投入予定。
完全自動運転に向けた取り組み
https://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/OVERVIEW/autonomous_drive.html

■トピック
日産自動車、2022年度までに年間100万台の電動駆動車を販売
https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-487297034c80023008bd9722aa05f858-180323-01-j?query=%E7%84%A1%E4%BA%BA"

株式会社 本田技術研究所
■本社所在地
栃木県芳賀郡
■取り組み
2020年に高速道路での自動運転技術の実現、
2025年ごろにパーソナルカーユースに向けたレベル4自動運転技術の確立を目指す。
自動運転(Automated Drive)
https://www.honda.co.jp/automateddrive/auto/

■トピック
ホンダ、米「ウェイモ」社との自動運転システム共同開発で提携間近か?
https://clicccar.com/2018/04/04/574985/"

 マツダ株式会社
■本社所在地
広島県安芸郡
■取り組み
人間中心の自動運転コンセプト「マツダ・コ・パイロット・コンセプト」に基づいて開発を進めている自動運転技術の実証実験を2020年に開始し、2025年までに標準装備化を目指している。
■トピック
マツダ、トヨタと共同開発の自動運転車でロータリーエンジン復活へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-18/P2Q7Z36TTDSA01"

Lexus(レクサス)
■本社所在地
愛知県名古屋市
■取り組み
2020年代前半には一般道での自動運転を実現する「Urban Teammate」を実用化することを目指す。
■トピック
LEXUS、自動運転の実用化を見据えたフラッグシップコンセプトカー 「LS+ Concept」を世界初公開
https://lexus.jp/pressrelease/news/20171025.html?_ga=2.48013091.507778819.1536560885-896506061.1536560885"

3. 自動車メーカー(海外)

GM(Gneral Motors)
■本社所在地
アメリカ合衆国
■取り組み
自動運転量産車『クルーズAV』を生産し、2019年の実用化を目指す。
■トピック
GM、19年にもハンドルなし「無人運転」の量産車
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25625920S8A110C1MM8000/

 Audi(アウディ)
■国内本社所在地
東京都品川区
■取り組み
2020年から2021年には、Audiの実験車「ジャック」に搭載した技術と似たレベル3の「ハイウェイパイロット」機能を導入する。
Piloted Driving - Audi がリードする自動運転の世界 -
https://www.audi.jp/piloted_driving/

■トピック
アウディ、イタルデザイン、エアバスが、ジュネーブモーターショーで、自動運転車両とパッセンジャー ドローンの組み合わせを提案https://www.audi-press.jp/press-releases/2018/b7rqqm000000li2e.html

 Tesla(テスラ)
■国内本社所在地
テスラモーターズジャパン合同会社:東京都港区
■取り組み
2020年までに、テスラ社から販売される自動車全てにレベル5の完全自動運転の機能をつけることを目標にしている。
オートパイロット
https://www.tesla.com/jp/autopilot
■トピック
テスラ、「完全自動運転」機能有効な新ソフトウェアを8月配布へ
https://jp.techcrunch.com/2018/06/11/engadget-8/"

 BMW(ビーエムダブリュー)
■国内本社所在地
東京都千代田区
■取り組み
2021年に自動運転技術を実用化し、その技術を搭載した初のモデル、BMW iNext を発表することを目標としている。
BMW Personal CoPilot :運転支援テクノロジーへのアプローチ
https://www.bmw.co.jp/ja/topics/brand-and-technology/technology/bmw-autonomous-driving.html
■トピック
BMWが完全自動運転 レベル5のプロトタイプを公開【MWC2018】
https://matome.response.jp/articles/1348"

Volvo(ボルボ)
■国内本社所在地
東京都港区
■取り組み
2020年までに新しいボルボ車での死亡者や重傷者をゼロにすることを目標としている。
ボルボの自動運転技術
https://www.volvocars.com/jp/about/our-innovation/intellisafe-autopilot
■トピック
ボルボ・カーズの新自動運転コンセプト “360c”:未来の都市生活とワークライフバランスを再定義
https://www.vcj-press.jp/pressrelease/20180906-3"

4. サプライヤー(国内)

パナソニック(Panasonic)
■本社所在地
大阪府門真市
■取り組み
新しいモビリティー社会にむけて、社会インフラから車載端末まで幅広い取り組みを実施。小型モビリティを活用した社会実証実験も実施している。
■トピック
パナソニック、自動運転レベル2対応のコックピットを2022年度までに実用化
https://response.jp/article/2018/03/29/307874.html"

デンソー(Denso)
■本社所在地
愛知県刈谷市
■取り組み
交通事故のない、質の高いモビリティ社会を実現するために、ドライバや歩行者、そして周囲にも目を向けた自動運転技術の開発を進めています。センサーからセンシングによる認知、HMI、VtoX機器など自動運転車に関わる様々な分野で開発を推進しています。
デンソーの自動運転の取り組みについて下記のサイトで紹介をされているようです。
自動運転の教室
https://www.denso.com/jp/ja/innovation/technology/adas/auto/
■トピック
デンソー、コネクトカーや自動運転の開発を推進…米アライアンスに加盟
https://response.jp/article/2018/07/19/312094.html"

5. サプライヤー(海外)

コンチネンタル(Continental)
■本社所在地
ドイツ
■取り組み
1960年より自動運転車両の開発を実施、現在は自動車のサプライヤーとしてADAS(先進運転支援システム)の機器を開発し、来る自動運転時代に向けて商用車・乗用車分野共に開発を実施している。
■トピック
コンチネンタル、自動運転の走行テストを拡大…独アウトバーン
https://response.jp/article/2018/04/27/309110.html

ボッシュ(Bosch)
■本社所在地
ドイツ
■取り組み
自動車部品のグローバルサプライヤーとして、自動運転を支えるセンサーシステムを開発。ライダー会社も買収し、世界中(ドイツ、アメリカ、日本、中国等)にて走行データの計測や情報収集を行い開発を実施している。
■トピック
ボッシュとダイムラー、完全自動運転車の開発を強化…エヌビディアのAIプラットフォーム採用https://response.jp/article/2018/04/27/309110.html

6. 海外企業

Waymo(Google)
■本社所在地
アメリカ合衆国
■取り組み
2018年中に、ドライバーのいない配車サービス提供を開始することを目標としている。
■トピック
Waymoは、自動運転車を毎日2万5000マイル走らせている
https://jp.techcrunch.com/2018/07/23/2018-07-20-waymos-autonomous-vehicles-are-driving-25000-miles-every-day/

Apple(Titan Project)
■本社所在地
アメリカ合衆国
■取り組み
不明(※もらい事故で自動運転車のテスト発覚)
■トピック
Apple、自動運転車プロジェクトのため新特許を取得〜独自のサンルーフ、座席システム
https://iphone-mania.jp/news-224114/

エヌビディア(NVIDIA)
■本社所在地
アメリカ合衆国
■取り組み
「NVIDIA DRIVE」プラットフォームをベースとした自動運転システムを開発し、2021年には市場投入を目指す。
目標は、購入者のニーズに応じてSAEのレベル2〜レベル5に対応し、自律性という面でスケーラブルなコンピュータシステムを開発することだ。
■トピック
エヌビディアも出資の「1キロ先を見通せる」自動運転トラック
https://forbesjapan.com/articles/detail/22876
 
インテル(Intel)
■本社所在地
アメリカ合衆国
■取り組み
2021年までに自動運転レベル「L5」(人のドライバー不要の完全自動運転)の自動運転車の生産を実現を目標としている。
インテルが推進する自動運転
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/automotive/autonomous-vehicles.html
■トピック
Intel、Mobileyeの自動運転車100台の公道テストをエルサレムで開始
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/18/news086.html

7.国内ベンチャー

Tier4(ティアフォー)
■本社所在地
愛知県名古屋市

■取り組み
自動運転制御ソフトウェアのオープンソース“Autoware”を開発し、自動車や物流など様々な分野への自動運転技術の適用に向けた取り組みを行っています。

■トピック
KDDI、ティアフォーと自動運転時代に向けて業務資本提携契約を締結
http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/03/05/2984.html

8. ZMP

■本社所在地
東京都文京区

■取り組み
「Robot of Everything 人が運転するあらゆる機械を自動化し、安全で、楽しく便利なライフスタイルを創造する」というミッショ ンのもと、2020 年の自動タクシー®の実現に向け、公道 での技術及びサービスの実証実験を重ねています。

■トピック
世界初。自動運転タクシー公道サービス実証を実施
https://www.zmp.co.jp/aidelitaxi/overview

ZMPでは実証実験だけでなく、自動運転技術を活用した支援サービスを提供。

ZMPは、自動運転技術の開発を通じこれまで培った技術やノウハウを生かし、自律移動・自動運転技術を活用した技術開発の支援サービスを行ってきました。

これからは商業化を目指すお客様と共に、自動運転技術を活用したサービス化にむけた支援サービスも提供をいたします。

詳細は下記ページをご覧いただければと思います。
https://www.zmp.co.jp/products/robocar/maas-customize

9. お問合わせ・資料請求

上記に関する問合せ、資料請求などについては下記よりご連絡いただければと思います。
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