物流DX推進ネットワーク「CarriRo Connecting Partners」とは?

「物流全体の省人化・無人化を目指して」

CarriRoは物流の省人化・無人化を促進するロボットとして数々の機能を持ち、今(2021年12月現在)では300社以上に導入されています。一方、近年のAGVは自動で搬送するだけでなく、その前後の作業と「連携」できることが重要になってきています。そこで、ZMPのAGV「CarriRo」を中心とした物流DX推進ネットワーク「CarriRo Connecting Partners」について、担当のIさんに詳しく聞いてきました。
 

①CarriRoの価値を最大化する物流DX推進ネットワーク

 Q. CarriRo Connecting Partnersとはどのような取り組みなのでしょうか?

CarriRo Connecting Partnersとは、ZMPのAGV(無人搬送車)であるCarriRoを中心として、物流現場の作業工程全体をつなぐ企業間ネットワークです。

そもそも工場や倉庫の中では多くの作業工程が存在します。例えば、荷物はトラックに載ってバースと呼ばれる入出荷のエリアに運ばれると、検品が行われ、ラックや棚などの保管場所へ移動されていきます。そして、出荷の際には、必要なものだけが取り出され、再びバースへ運ばれていきます。

この一連の流れの中で、CarriRoが自動化できるのは主に搬送の部分であり、搬送の前後には人の手が必要になります。そこで、CarriRoと入荷時の検品や出荷時のピッキングといった作業を連携することにより、人の手を必要とせず、費用対効果の高い自動化の仕組みを作ることができます。

このように、CarriRoができることをさらに増やすため、他の企業と協力することで、お客様にトータルソリューションを提供することがCarriRo Connecting Partnersの目的となります。

 Q. 具体的にどのようなソリューションがあるのでしょうか?

例えば、「RFID搭載パレットとの連携ソリューション」があります。

本来の無人フォークリフトは、どこに何が置いてあるのかを認識することはできません。そのため、棚から荷物を取り出す際には、荷物の名前とその場所を人が指示する必要がありました。

そこで、CarriRoに取り付けたアンテナから荷物に貼られたICタグの電波を読み取り、荷物の場所を自動で特定することで、人を介さない荷物の移動と在庫の位置管理ができるようになります。これにより、荷物の名前を送るだけで、CarriRoが自分で場所を探し、取り出せるようになりました。

RFID搭載パレットとの連携ソリューション

RFID
RFIDとは、Radio Frequency Identifier(無線周波数識別子)の略で、電子情報を登録したRFタグを電波または磁界を放つ専用リーダーで読み取ることで、情報をやり取りする非接触通信です。複数のタグをある程度離れた場所からでも読み取ることができるため、商品の検品や在庫管理に活用されています。

②最先端の物流ソリューション開発ハブ

 Q. CarriRo Connecting Partnersはどのような経緯で生まれたのでしょうか?

CarriRoは、台車型のAGVや無人フォークリフト、トラクターといった製品を提供しています。その中で、今後は搬送だけでなく、物流現場の作業工程全体を省人化・無人化するトータルソリューションが求められていることがわかってきました。

そこで、ZMPのロボットが可能な搬送作業の前後にある工程、または工程全体を接続することが必要になりました。そこで、この接続可能なソリューションをあらかじめ設計しておくことで、必要な連携機能をリーズナブルに素早く提供可能な「CarriRo Connecting Partners」が生まれました。
GTP(棚搬送型)イメージ図

 Q. お客様がCarriRo Connecting Partnersの連携ソリューションを活用するとどのようなメリットがあるのでしょうか?

まずは、倉庫・工場の無人化可能な作業を拡張することができるという点にあります。また、あらかじめ連携の取れているこのネットワークを活用することで、リーズナブルなコストでスピードの速いソリューション開発を可能にします。

また、参加企業が増加することによって、各分野で秀でた企業、ユーザー同士が集まりやすくなり、未だ見ぬ付加価値やソリューションを生み出す可能性があります。この開発ハブとしての環境も、お客様に費用対効果の高いソリューションを提供できるという点でメリットとなります。

参加企業増加でまだ見ぬ付加価値やソリューションを作る

③目指せ100社 AGV連携ソリューションの未来とは?

 Q. AGVを軸にした物流DX推進ネットワークを「ZMP」が作る強みはどこにあるのでしょうか?

ZMPは産業機械メーカーではなく、自動運転の開発をしている企業ということが他社との決定的な違いになります。これは、ロボットを制御するためのソフトとハードのシステム開発に関するノウハウと技術力が豊富であることを意味しており、外部との連携システムを自社で効率的に開発することができるという強みにつながります。

実際CarriRoは、WebAPIやPLCといった多種多様な接続インターフェイスを搭載しており、接続のしやすさは日々向上しています。
自動運転・ロボット開発

 Q. CarriRo Connecting Partnersのこれからについて教えてください

まずは100社のパートナー企業と連携していくことを目指しています。一方、企業数が増えればそれだけで価値のある取り組みになるとは思っていません。一つ一つの連携ソリューションを洗練させていき、技術検証を積極的に取り組んでいきたいと思っています。

この枠組みを広げていくことにより、「CarriRoを導入しておけば、接続できるシステムが多くあるので安心」という信頼をお客様や代理店から得られる存在になることが目標になります。

まとめ

CarriRo Connecting Partnersは、物流現場の作業工程全体を省人化・無人化するための企業ネットワークとして日々新しいソリューションを生み出していることがわかりました。

100社を目指して物流のDXを共に推進する参画企業、及びソリューション導入企業を募集しています。

お気軽にお問い合わせください。

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