コンピュータ制御可能な研究開発用移動台車プラットフォーム 導入版パッケージ販売開始
-開発に必要な機材を付属。購入したその日から研究開発が可能に-
POWER WHEEL IIエントリーパッケージ外観
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒) は、コンピュータ制御可能な研究開発用移動台車プラットフォームPOWER WHEEL II(パワーホイールツー)エントリーパッケージの販売を開始致しました。
移動台車プラットフォームPOWER WHEEL IIの開発に必要なモニタ・マウス・キーボードを付属したパッケージです。
POWER WHEEL IIは、大容量リチウムイオン電池を搭載、高出力モータを用いた独立二輪駆動方式の6輪(中央部駆動輪×2、自在輪×4)台車で8時間*の走行が可能です。積載スペースは幅650mm×奥行950mm、最大積載重量は100kgでさまざまな実験機材の搭載が可能です。標準センサとして、高精度ロータリエンコーダ、慣性センサ、測距センサを搭載、オプションセンサとして、2Dレーザーレンジセンサの搭載が可能です。また、外部に設置したPC(オプション)から通信機能を用いて遠隔操作の実験も可能です。
制御用PCはLinux PCを搭載し、ソフトウェア開発環境(SDK)として、各種センサ情報の取得、モータ駆動、通信(WiFi)などのライブラリとサンプルプログラムが付属、これらを用いてお客様が自由にアプリケーションを開発することができます。
今回、開発に必要なモニタ・キーボード・マウスを付属としたので、その場で搭載の制御用PCへアクセスし、サンプルプログラムの実行や付属のサンプルコードの編集などが容易に行えます。
近年、少子高齢化に伴う労働人口の減少、電子商取引の拡大による配送の効率化への対応など、物流や製造現場において、自動搬送・無人搬送や移動ロボットへのニーズが高まっています。
本製品は、様々な実験機材を搭載し、長時間の実験が可能な自動搬送・移動ロボットの研究開発プラットフォームとして開発されました。
価格は、310万円(税別)で本日より販売開始、2018年11月の出荷を予定しております。
*稼働時間は動作パターン、制御PCの負荷状態等に依存します。
研究開発用移動台車プラットフォーム POWER WHEEL II (パワーホイールツー)
http://www.zmp.co.jp/products/power-wheel
【主な特徴】
・屋内平坦路で利用可能な独立二輪駆動の移動台車プラットフォーム
・大容量リチウムイオン電池(24V50Ah)搭載。駆動時間8時間*
・幅650mm×奥行950mmの積載スペースに最大積載量100kgと様々な実験機材の搭載が
能
・高精度ロータリエンコーダ、慣性センサ、測距センサを搭載
・各種電源出力、IO/AD入力、CANを標準インタフェースとして搭載
・非常ブレーキ、バンパセンサ、通信監視機能装備
・制御用PCへ直接ログインしアプリケーション開発(オンボード開発)が可能
・センサ情報取得、モータ駆動、通信(WiFi)などのライブラリとサンプルプログラム付属
・オプションでHOKUYO製2Dレーザレンジセンサの搭載が可能
・無線通信によりゲームコントローラ(オプション)などによる遠隔操作が可能
・ネットワーク経由で高性能PC(オプション)と連携することで高度な処理の実装が可能
【製品活用シーン例】
・ 物流倉庫や工場内の次世代自動搬送機のアルゴリズム開発や動作検証
・ 自律移動台車を用いた新しいサービス開発や物流システム構築に
【製品仕様】
本体重量 |
82kg |
大きさ |
幅:698mm 奥行:998mm、高さ:383mm(ハンドルなし 327mm) |
バッテリー |
24V50Ah、リチウムイオン電池 |
周辺機器用電源 |
AC100V/300W,24V/1A,12V/0.5A,5V/0.5A |
稼働時間 |
8時間 |
充電時間 |
2時間半、専用充電器 |
最大積載重量 |
100kg |
最大速度 |
6km/h |
登坂角度 |
3° |
使用温度範囲 |
0~40℃、結露なきこと、非防水 |
駆動部 |
ブラシレスDCモータ150Wx2個、電磁ブレーキ ※最大4個 |
標準センサ |
ジャイロ、加速度、地磁気、測距(1DTOFセンサ)x8、 バンパーセンサ、ロータリーエンコーダx2 |
【価格】
POWER WHEEL II エントリーパッケージ 310万円 (税別)
(POWER WHEEL II(本体)+ソフトウェア開発環境(SDK)+モニタ・キーボード・マウス)
【プレスリリース記事】
プレスリリースPDFはこちらからご確認いただけます。