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自動運転レベル(Autonomous Driving level)の自動運転レベル4について

自動運転レベル(Autonomous Driving level)の自動運転レベル4についてここでは解説しています。

レベル4においてドライバーと車両との関係、また現状のメーカーの取り組みや車両モデルなどの詳細について説明をしています。

なお、自動運転レベルはSAE(Society of Automotive Engineers)や日本語参考訳である JASO TP 180043 (2018 年 2 月)の定義によるレベル分けを基にご説明しています。

自動運転レベル4とは

自動運転レベル4では、特定のエリアにおいてシステムが周辺の環境を認識して走行を行います。そのため、ドライバーは運転操作から解放されます。

自動運転レベル4走行時にドライバーに求められること

上記で説明したように、自動運転レベル4以上の状態では、自動運転機能が実行されている状態ではドライバーの運転操作は必要ありません。

自動運転レベル3との違いは、自動運転レベル4では、限定された場所や条件ではシステムが運転を行うためドライバーはただ乗車していればよい状態になります。

レベル3の状態ではシステムが自動運転走行を継続できない場合に、ドライバーへ運転移譲を求め、それを受けてドライバーが走行を引き継ぎする必要がないため、自動運転中の過ごし方に大きな違いが生まれてくると考えられます。

自動運転レベル4にはどのような特徴があるか?

自動運転レベル4の機能の特徴として、自動運転レベル4ではシステムが完全に走行を行う特徴があります。

これにより、運転者が完全に運転操作から解放される、いわゆる完全自動運転の機能が実現されます。
自動運転レベル4の活用方法については2つの活用が考えられます。

1.乗用車やトラックにおける自動運転レベル4機能活用
2.特定エリアにおける移動体への自動運転レベル4機能活用

1.乗用車やトラックにおける自動運転レベル4機能活用
現在、自動運転レベル3の車両が高速道路などの限定エリアで実装され始めています。
自動車メーカーではこの機能をさらに高度化し、自動運転レベル4機能の搭載を目指すと考えられます。
一定の路線内や自動車専用道路、特定敷地内や低速走行地域など、限定された領域においては完全自動運転のレベル4を使えるようにし、それ以外のエリアについてはレベル3までの機能を組み合わせた形になっていくと思います。

これにより、特定走行エリアでは完全自動運転に走行を委ねて、車内で食事や読書、ネットサフィン等自由な時間を過ごしながら移動ができるようになります。

2019年上海モーターショーではアウディから「AI:ME」というコンセプトカーが発表され、この車両には対応するインフラが整備された特定エリアで「自動運転レベル4」の機能が搭載されるようです。
2.特定エリアにおける移動体への自動運転レベル4機能活用
もう一つの自動運転レベル4搭載車両の活用方法として、あらかじめ限定されたエリアだけを走行するシャトルバスや輸送車両としてその技術を活用するケースです。
例えば、ある地点Aからある地点Bまでを結ぶ経路を低速運転で走行するなどが想定されます。

実際に、日本でも自動運転レベル4の実証実験の取り組みとして、路線バスへの自動運転の適用やイベントの中で「自動運転レベル4(高度運転自動化)」の走行デモが行われています。

ZMPにおける自動運転レベル4実用化に向けた取り組み

ZMPでは自動運転レベル4を活用した自動運転タクシーサービスに向け、自動運転車両や自動運転ソフトウェアの開発に取り組んでいます。

その取り組みの一つとして、2018年8月に、日の丸タクシーと共同で世界初の自動運転タクシーでの営業運転を東京駅(大手町)~六本木まで運行し、90%以上の区間を自動運転走行で走破いたしました。
また、今回一般の方を抽選でモニター利用者として選定し、利用者にも“安全で、安心して乗車ができた”というコメントもいただいております。
ZMPでは、社会への自動運転の受容性向上とサービスの成立性を検証しながら、社会に自動運転のクルマが受け入れられる環境を構築し、技術開発を行ってきました。

ZMPでは自社の開発で培った技術を、お客様へ提供した自動運転技術の適用支援サービスを行っております。

自動運転の適用支援サービスについては次のページをご覧いただければと思います。

自律移動技術適用サービスについて

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また、自動運転レベル5の詳細については下記をご覧いただければと思います。
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