無人フォークリフトCarriRo® Fork、トラック自動荷役ソリューション提供開始
-自動運転技術を応用しパレット位置ずれに対応、AGVとの連動で搬送能力も2倍-
トラックからパレットを自動で積み下ろす様子
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、無人フォークリフトCarriRo Forkによるパレット認識機能ForkEye(フォークアイ)を活用したトラックへの自動荷役ソリューションの提供を開始しました。
トラックからのパレットの荷役作業は一般的にどの工場、倉庫の現場でも行われる業務ですが、フォークリフト作業者の人手不足や人件費の高騰が、現場では大きな課題となっています。一方、当該荷役作業の自動化を無人フォークリフトで行う場合、積み下ろし対象のパレットが初期位置からずれないような運用が必要でした。しかし、①トラックの停止位置のずれ、②荷物の重さによる荷台高さのずれ、③トラックに積載したパレット自体の位置のずれ、などの理由でこれまで無人フォークリフトでの対応が困難でした。
そこで、CarriRo Forkでは自動運転技術を応用したパレット認識機能ForkEyeを活用することで、トラックからのパレットの荷下ろしはもとより、積み込みについても無人フォークリフトでの対応を実現しました。ForkEyeは広範囲にパレットの位置ずれを検知し、積み下ろしのための軌道修正を柔軟に行うため、上記無人フォークリフト特有の課題を解決します。さらに、パレットの積み込み時は専用のマーカーを使いトラック上でパレットの置きたい位置を無人フォークリフトに認識させ、正確にパレットを左右に詰めるような動作を行うことにより、トラック内でのパレットの積載効率も確保します。
また本ソリューションの特徴として、AGV/AMRタイプのCarriRo AD+パレット積載タイプと連動して積み下ろし作業を行うことで、CarriRo Forkは積み下ろし作業に集中することにより、従来比2倍程度の搬送能力を実現します。これによりタイムリーな作業が要求されるトラックからの積み下ろし作業にも対応可能です。
本ソリューションに関連する機能は2021年7月27日~29日にて、CarriRoイノベーションセンターで開催されるZMP World 2021 Demo Weekで実機でのデモンストレーションがご覧いただけます。
【ZMP World 2021 Demo Week】
開催日時:2021 年 7 月 27日(火)~29 日(木)、1日4回(10時~、13時~、15時~、17時~)
会場:CarriRoイノベーションセンター(東京都江東区枝川3丁目11-10 STS月島倉庫4F)
参加費:無料
イベントページ:https://www.zmp.co.jp/event/zmpworld2021/demoweek
予約ページ:https://forms.gle/eUBfacpzrtTiNw5f8
【主な製品仕様】
CarriRo Fork
本体寸法 |
全長2307×全幅1380×全高2750 (mm) |
フォークリフトタイプ |
リーチ |
可搬重量 |
~1,400kg |
最高速度 |
無積載時4.2km/h、積載時3.6km/h |
停止精度 |
±20mm |
車両重量 |
2,975kg |
安全機能 |
レーザーセンサー、バンパーセンサー、緊急停止ボタン |
【CarriRo Fork価格】
CarriRo Fork(リーチモデル):5年リース 月額33.8万円(税別)/ 1台
CarriRo Fork(リーチタイプ)Fork Eye搭載モデル:5年リース 月額35万円(税別)/1台
【CarriRo Fork製品ページ】
https://www.zmp.co.jp/carriro/carriro-fork
【無人フォークリフトCarriRo® Forkについて】
無人フォークリフトCarriRo Forkは、ZMPがこれまで自動運転開発で培ってきた、自動運転技術を活用して開発された製品です。フォークリフトのベース車両には、Linde Material Handling社製の機体を使用しています。フォークの自動運転には、「レーザー誘導型」の方式を採用しており、動作精度±10~20mmを実現しています。これにより、物流倉庫や工場内の搬送作業のパレット搬送を自動化、省人化することが可能になります。簡単なセットアップで作業エリアの事前マッピングから運用開始まで数日で実現できることが特徴で、喫緊の課題となっている労働力不足を軽減し、社会課題の解決に貢献します。
【プレスリリース記事】
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